鵞足（がそく）とは膝の内側には、縫工筋（ほうこうきん）、薄筋（はくきん）、半腱様筋（はんけんようきん）の３つの筋肉があり、その筋肉の腱が膝の内側に付着しておりハムストリングや内転筋などの筋肉につながっています。膝に腱が集まった状態を後ろ側から見ると、ガチョウの足のような形に見えることから、この部分を「鵞足」と呼んでいます。

その部分に炎症が起こり痛みを感じるものが鵞足炎です。膝の曲げ伸ばしをするときに膝が内側に入る動作や、膝から下を外側にひねる動作をしたときに、鵞足部分の腱と骨、または腱同士がこすれます。そのこすれることが繰り返されることで腱に炎症が起きることで痛みが生じます。

スポーツでの動作が特に多く、好発年齢は学生に多く見られます。ランニングで足を後ろに蹴り出す時、サッカーボールを蹴る時、急な方向転換を行った時などに特に負担がかかります。また、膝の位置が悪いX脚やO脚があると、膝への負荷が上手く分散されず発症リスクが高まります。その他にも、足首の歪みにより膝への負荷がかかり発症リスクが高まります。

その中で三条市の野島整骨院が考える原因として姿勢も関係していると考えています。それは骨盤や股関節、背骨や頭蓋骨に歪みがあることで股関節に歪みが発生し、股関節から膝、膝から足関節へとバランスを補うために歪みが派生します。その状態で日常生活や運動を繰り返すことで症状を助長してしまうケースもあるため、姿勢が関係していることは多々あります。

痛みが出ているところだけを治療しても良くなりません。また学生だけでなく、歪みを放置していることでどの年代でも鵞足炎の発症リスクは高まります。そのため痛みだけでなく再発防止や根本治療をするためには姿勢を見直す必要があります。

①痛めている個所、痛みの出ている原因の解明

丁寧なカウンセリング、検査で痛めている個所、痛みの出ている原因を究明します。

②炎症に対する処置

鵞足炎では患部に炎症が生じています。炎症がある場合は、骨格矯正や筋肉調整をするだけでは患部の血行が急に良くなりすぎてしまい、炎症による痛みが増してしまいます。

当院では、検査で炎症があると判断した場合、患部を冷やしたり超音波などで、早期に炎症による痛みが軽減するよう処置を行います。

③筋肉調整

鵞足炎の痛みを発生させている原因の筋肉に対して、筋肉調整を行います。患部は炎症を鎮める軟膏を使用しながら緩めて行きます。遠隔ほぐしで患部への負荷を減らし、テーピングでリハビリ期間の患部の負荷を軽減することで、早期改善を図ります。現場復帰や日時上生活への復帰にあたり、必要に応じてサポーターをオススメすることもあります。

④頭部～股関節の骨格矯正

首から股関節に歪みが生じていると、背骨の可動域に制限が起こるとともに、姿勢が崩れ、膝の痛みの原因にもなります。背骨の可動域に制限がかかってしまうと、周囲の筋肉の負担が増大、その結果、筋肉の過緊張を引き起こし膝の痛みの増悪につながります。

また、頭蓋骨の歪みも発生してしまい、さらなる痛みの原因にもなってしまいます。

三条市の野島整骨院の「骨格矯正・姿勢矯正」では、本来の筋肉の柔軟性、身体の本来の可動域を取り戻し、筋肉の負担を取り除く施術を行います。また、頭蓋骨の歪みを取り除き、連動する膝痛の早期改善を目指します。

⑤ストレッチや運動指導

ある程度症状が軽減してきたら、無理のない範囲でストレッチや運動をオススメすることがあります。運動を強制することはありませんが、お時間に余裕がある時には、無理なく運動することで症状の早期改善、再発防止を期待できます。

当院では、原因の筋肉の緊張を取り除くだけではなく、骨格のバランスを整え、頭蓋骨のバランスを縫合(骨のつなぎ目)レベルで整えることによって頭蓋骨と連動する膝の痛みを解消するだけではなく、筋肉、筋膜、骨膜の血行を促進させ今後の予防メンテナンスを含めた治療を行っていきます。

三条市で鵞足炎でお悩みの方がいましたら、一人で我慢せず一度野島整骨院を頼ってください。

Q.サポーターは効果ありますか？

A.あります。サポーターで膝をしっかり固定することで筋肉の代わりとなり、関節を安定させ膝にかかる負担が減ります。

しかし、お身体の状態次第でお身体に合うサポーター、合わないサポーターがありますので、お身体の状態に合わせてオススメ致します。また、サポーターを長期間装着することで、筋肉の働きを軽減するため筋力が弱まることがデメリットです。当院では筋肉をつけて痛みのない体を目指して治療していきます。テーピングにより筋肉や関節のサポートをすることも可能です。