まず、梨状筋というのがお尻の奥深くにある筋肉になります。その下に坐骨神経という大きく太い神経が通っています。

その梨状筋が、硬くなったり、緊張してしまうことで、坐骨神経を圧迫して痛みやしびれが起こります。そのような状態が「梨状筋症候群」と呼ばれ坐骨神経痛を引き起こす原因の一つと言われています。坐骨神経痛というのは、腰からお尻、太もも、ふくらはぎや足先に鋭く、電気が走ったような痛みやピリピリとしたしびれ、強く張っている感じが現れる、などの症状が生じます。

慢性の持続的な痛み、チクチクとした痛み、しびれが発生します。最初はお尻に症状が生じて、段々と腿の裏側や外側、ふくらはぎにまで症状が出ます。場合によっては、足先にまで症状が及ぶことがあります。トイレや車に座る時、走っているときに梨状筋が坐骨神経を圧迫して痛みが強くなります。

まず、梨状筋が硬くなる原因はいくつかあります。

主には、日常生活やスポーツ中に、梨状筋に繰り返し負担がかかったり、股関節に異常が起きた場合などが挙げられます。また、特に梨状筋症候群になりやすい人としては、ランニングやゴルフ、股関節の屈伸運動が多い方、長時間の運転する方、中腰での作業が多い方に多く発生しやすい傾向にあります。

①おしりから足の痛みやしびれの出ている原因の解明

丁寧なカウンセリング、検査でおしりから足の痛みやしびれの原因を究明します。

②炎症に対する処置

おしりから足の痛みやしびれでは患部に炎症を伴っているケースもあります。炎症がある場合は、骨格矯正や筋肉調整をするだけでは患部の血行が急に良くなりすぎてしまい、炎症による痛みが増してしまいます。

当院では、検査で炎症があると判断した場合、患部を冷やしたり超音波などで、早期に炎症による痛みが軽減するよう処置を行います。

③筋肉調整

おしりから足の痛みやしびれを発生させている原因の筋肉に対して、筋肉調整を行います。

④頭部～股関節の骨格矯正

首から股関節に歪みが生じていると、背骨の可動域に制限が起こるとともに、おしりから足の痛みやしびれの原因にもなります。背骨の可動域に制限がかかってしまうと、周囲の筋肉の負担が増大、その結果、筋肉の過緊張を引き起こしおしりから足の痛みやしびれの発生に繋がります。

また、頭蓋骨の歪みも発生してしまい、さらなるおしりから足の痛みやしびれの原因にもなってしまいます。

三条市の野島整骨院の「骨格矯正・姿勢矯正」では、本来の筋肉の柔軟性、身体の本来の可動域を取り戻し、筋肉の負担を取り除く施術を行います。

また、頭蓋骨の歪みを取り除き、おしりから足の痛みやしびれの早期改善を目指します。

⑤ストレッチや運動指導

ある程度症状が軽減してきたら、無理のない範囲でストレッチや運動をオススメすることがあります。運動を強制することはありませんが、お時間に余裕がある時には、無理なく運動することで症状の早期改善、再発防止を期待できます。

当院では、原因の筋肉の緊張を取り除くだけではなく、骨格のバランスを整え、頭蓋骨のバランスを縫合(骨のつなぎ目)レベルで整えることによって頭蓋骨と連動するおしりから足の痛みやしびれを解消するだけではなく、筋肉、筋膜、骨膜の血行を促進させ今後の予防メンテナンスを含めた治療を行っていきます。

三条市で梨状筋症候群でお悩みの方がいましたら、一人で我慢せず一度野島整骨院を頼ってください。

Q.梨状筋ってどんな筋肉ですか？

A.梨状筋は、骨盤の中央にある仙骨の前面から始まります。大坐骨孔と呼ばれる骨盤の穴を通って大腿骨の大転子内側に付着する筋肉です。股関節の外旋(太ももを外側に捻る動き)作用があります。ちなみに、坐骨神経は梨状筋の下を通り、一緒に大坐骨孔を通過するので、梨状筋に圧迫されやすくなっています。

Q.梨状筋症候群の症状が改善するまでどのくらいの期間がかかりますか？

A.患者様それぞれに個人差ありますので一概には言えませんが、初回の施術を受けて頂いた後に楽になったと仰って頂ける方も多くいらっしゃいます。ただし、日常生活で梨状筋に負担が多くかかってしまうと再発しやすいです。そのため、当院では骨盤や姿勢などからもアプローチをして、根本改善を狙っていきます。体質の改善、筋肉のターンオーバーには3カ月はかかると言われています。

Q.梨状筋症候群の原因は何ですか？

A.骨盤の歪みから坐骨神経が圧迫されて、お尻や足にかけて痺れが出てきますが、スポーツで梨状筋を酷使している方や事務作業、車の運転といった長時間の座位姿勢で骨盤が歪むことが原因の一つです。